展覧会
「400gの重さ」
11年09月23日fri、24日sat、25日sun、10月1日sat、2日sun
12:00-19:00(30日は18:00まで)
石田誠(陶)川口武亮(陶)田谷直子(陶)西本良太(木工など)
桑原奈津子(パウンドケーキ)→24日~も引き続き販売します

重さをテーマにした作品展を開催いたします。

焼き物では、土で形作られた作品が窯の中で焼かれることで重さも変化します。作り手が送り出すものと作り手が感じるものの間には、表向きにはいつも差異があり、使い手と作り手はすべてを共有することができない表れのようです。けれど一方で、使い手が感じる器の重さは、作り手とを目に見える形でつなぐ一つの糸口のようにも思います。そこには小さな光が見え隠れしています。

ぜひいつもよりゆっくりと、たくさんの作品を手にしてみてください。重さという視点を通して、それぞれの方に何かを再発見して頂けるような展示となりましたら幸いです。


器もお菓子も400g。予想より大きいと感じられた方、その逆に感じられた方、さまざまでした。右上)川口武亮さんの粉引。右下)田谷直子さんのルリ。
左)器は使う土の重さを400gにしてもらいましたが、仕上がり約400gの石田誠さんの作品。予想より大きいと感じられた方、その逆に感じられた方とさまざまで、目と手で楽しめる展示でした。左下)400gだったので街でスカウト。
右)西本良太さんによる、コンセプチュアルな作品。ペットボトルや醤油の入れ物など、身の回りにある容器に水400gを入れた状態を樹脂で目に見える形に置き換えました。普段何気なく見ている工業製品の美しさに気づかされます。

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